モンスズメバチとは
モンスズメバチの体長は、女王蜂28~30mm、働き蜂、オス蜂とも21~28mmです。コガタスズメバチと比較的体調が一緒ですので間違えらることがあり、単眼の周囲が黒いことや腹部の模様が波形をしていることで区別することができます。
日本の生息地としましては、北海道、本州、四国、九州の平地から低山地にかけて日本全国に分布していますが各地とも減少傾向にあり限られた地域に集中して生息している傾向があります。
営巣場所住む場所としては、樹洞、天井裏、壁間、戸袋などの閉鎖的な場所に営巣するのですが、稀に軒下などにも営巣することがあります。また、鳥の巣箱に営巣していた目撃された例もあります。営巣場所が狭くなるとキイロスズメバチと同様に途中で引っ越しすることがあります。巣は鐘状で底が抜けていて、巣盤数は4~12層、育房数は4,000房程度です。
巣への出入り口付近に目張りをする習性があり、同じような場所に営巣するキイロスズメバチやヒメスズメバチなどと区別することができます。また、天井裏に営巣している場合には、巣の下に餌の残骸や死骸などを捨てる修正があるので天井にシミができて目撃されることにより2があることが判明する場合が少なくありません。
女王蜂は、5月中旬に営巣し始めて働きバチが6月から羽化し、9月~10月には500匹程度になります。オス罰や新女王蜂が9月~10月に羽化し、新女王蜂の羽化数は、営巣規模によって違ってきますが100~200匹程度となります。
幼虫の餌としては、主に各種のセミ、バッタ、トンボ、クモなどを狩ります。攻撃性、威嚇性が強く人が刺さないでしまうこともありますので注意が必要です。働き蜂は日没後も数時間活動することが知られていますので灯火に集まったり室内に侵入することがありますから注意が必要となります。